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【知らないと恐ろしい】元東証一部建築営業マンが教える年収1000万円の裏側

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[更新日]2016/11/21

高収入を夢見て、東証一部建築営業へ転職

40代3度目の転職先は、東証第1部上場の業界最大手の会社でした。
お恥ずかしながら、私の在籍日数は3日間。
何度も転職を繰り返した私の言い訳に聞こえるかもしれませんが、3日で辞めた会社はここだけです。

私がこの会社をなぜ志望したか、なぜ退職願いを提出したか、お伝えしたいと思います。

前職よりも、とにかく高い年収を

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この会社を志望した理由は、高収入ということだけです。

給与の仕組みは、入社してから3ヶ月間は月収33万円が保証されており、以降は25万円+厚遇の歩合給でした。

長く勤めていた前職では、そこそこの年収をもらっていた手前、今よりも低い年収にするわけにはいきませんでした。
年収アップに関しては以前から強い願望があり、なんとか自分の年収を1000万にしたいと思っていました。

転職を繰り返すというと、経験したことのある同じ業界内を渡り歩くのが普通だと思いますが、特にこだわりがあって職に就いていたわけでもありませんでしたので、せっかくならと全く違う業界を探していました。
建築営業という仕事は経験がありませんでしたが、前職で得た経験とかつての地位からくる自信が、異業界、異業種への不安を吹き飛ばしていました。

実態は、オーナーが亡くなるのを待つ仕事

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建築営業の仕事内容は、土地を所有しているオーナー様の元に足繁く通い、仲良くなることでした。最終的には、所有している土地にこちらが指定するアパート物件を建ててもらうのがゴールです。

まずはオーナーさんと話ができなくては何も始まりません。
研修中も、いかに地主さんと話ができるようになるか、といった内容が大半で、毎日飛び込みで朝も夜もオーナーさんのもとへ行き、話をさせてもらうように試みました。

多くの場合、土地の所有者は家族の長。
つまり、ご高齢者です。そしてご高齢の方々は皆、たいてい土地に対して強い愛着をお持ちです。アパートを建てるなんてことに簡単に納得してくれません。

さて、それではどうしてこの営業が成り立つのかというと、それは相続税の問題があるからです。
現状では、土地名義人が亡くなり、子に相続するとなると、巨額の税金がかかります。
子らは土地を遊休地にしないようにと、税金対策としてアパートなどを建てることで土地活用するのです。

つまり、建築営業マンたちが日夜オーナーに訪問するのは、名義人の方の健康状態の確認と、生前相続するかどうかの情報をキャッチするためだったのです。

建築営業会社を辞めたワケ

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一言でいうと、私の能力不足です。
前職でそれなりの成功を収めた私ですが、この業界の飛び込み営業はできそうにないと判断したからです。
私の営業力は、お客様の方から用事や目的があって来てくださる待ちの営業は十分できますが、こちらから会って話をするという押しの営業はできなかったようです。

会ってくれない方、話をしてくれない方に対して、執念深く食い下がるような根気のいる仕事はこんなにも辛く、自分には向いていないのだということに気づかされました。

3日目で退職届を提出。再び転職活動へ

東証第1部上場企業への入社、しかも高額の給料と、3日前までは有頂天になっていたにもかかわらず、3日後には完全に自信を喪失した自分になっておりました。
今でも仕事のことを思い返すと胸が苦しくなりますので、これ以上の詳細は割愛とさせていただきます。
もう書けません。

こうした営業職は、この会社に限らずとも、今だに昭和の頃のような猛烈な悪習が残っています。パワハラは日常的で、朝から晩まで罵声と怒号が飛び交っています。
役職に就いた社員たちの目つきはカタギのものではなく、これまで見たことのないような光景が広がる職場でした。
最大手といっても競合他社はいます。
そこまでして社員を奮い立たせなくては、契約がとれないのでしょう。

たとえ運だとしても、年に2回契約が取れてしまえば年収1000万円は確実です。
この会社を経験したおかげで、営業の厳しさというものがわかった気がしました。
こうしたスタイルの営業をマスターすれば、どんな業界の営業もできることでしょう。

あまりにもアグレッシブな職場だったとはいえ、私が3日で脱落しただけのこと。
できる人には高収入の待遇が待っていますから、挑戦するのを私は止めはしませんよ。