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30代が転職した居酒屋業界の裏にある、「鬱屈」と「絶望」について

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[掲載日]2016/11/24

作業スピードについていけない

35歳で転職し、私は某居酒屋チェーンのフロアー部門を担当しました。

フロアーの仕込み作業は開店前にはじまります。

まず、やらなくてはいけないのがテーブルと椅子の清掃。

同時に、テーブル上のお箸やソース、醤油などのセッティングを行います。

専用の洗剤スプレーとタオルで汚れを拭き取り、きちんと椅子をならべる作業を、約50席分ほど一人でこなしていました。

丁寧に行えば、時間はいくらあっても足りません。

しかし、手を抜けば店長から叱られてしまいます。

学生のアルバイトさんたちのほうが遙かに速くこの作業を終わらせているのを見てがく然としました。

お通しづくりも当然スピードが要求される

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お客様に最初に提供するお通し。

注文するしないにかかわらず、会計に入れてしまう居酒屋独特のメニューです。

この居酒屋チェーンのお通しはお店ではつくっておらず、パックで入荷した惣菜のようなものを、小分けにしてお皿に盛りつけておくだけでした。

しかしこの作業にも私はついていくことができませんでした。

仕込み時間は無限ではありません。

大体、お昼の12時から16時までの間に、清掃やお通しづくりの時間となっていました。

宴席が入っていた場合は、テーブルを用意したり、ドリンク系の仕込みをします。

効率よくスピーディに仕事をこなさなくてはお店の開店にすら間に合いません。

居酒屋はブラック企業

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居酒屋など飲食店のチェーンは、新卒の就活生さんたちの不人気企業のナンバーワンと言っても過言ではないですよね。

その居酒屋チェーンで働いてみた私の感想は、確かに正社員でやるもんじゃないな、というところです。

こじんまりとしたところならともかく、大型店のチェーンであればあるほど、忙しさは半端ではありません。

私は年末の最も忙しい時期にフロアーを経験したのですが、これまでに経験したどの仕事よりも圧倒的にキツかったです。

10代、20代ならまだ何とか体力任せにやっていけそうですが、体力の落ち出す30代からではとてもおすすめできないお勧めできない仕事です。

居酒屋チェーンは1年で退職

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結局私はお店の店長とケンカをして、1年でこの会社を退職しました。

これまでの経歴にあぐらをかいていたつもりはありませんでしたが、まさか自分が毎日あれほどの重労働をすることになるとは思っていませんでした。

退職後の予定も決まっていませんでしたが、正直なところこれであの会社に行かなくて済む、という解放感しかありませんでした。

この仕事はアルバイトで十分。

かかわるなら、なるべくお客様の身分でだけ楽しむのが良いでしょう。