理系出身者の転職ガイド【理系出身者が歓迎される職種とは?】
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理系の学校を出て就職したものの、入社してみれば自分の希望の部署に配属されなかったり、思ってたのと違った・・・という人も多いのではないでしょうか。
「理系は理系でも違う分野の仕事をしたい」「もっと理系のスキルを活かした仕事がしたい」「転職した方がいいのかな」と迷っている人もいるかもしれません。
日本のものづくりを支える製造業(電化製品・自動車・食品・飲料・化粧品・薬品)やコンピュータ・IT業界で活躍している理系出身者は、今までの経験や資格を活かせる専門職・技術職に転職するのが一般的です。
理系出身者が転職しやすい職種
理系に有利な職種【生産技術】
製造業において生産効率アップのための生産体制を築く仕事。
未経験であっても転職しやすい職種ですが、自動車や家電などメーカーの生産技術職は経験者、工業系、理系出身者が歓迎されます。
職場は工場になることが多いので、モノ作りが好き、技術を極めたい、現場が好きな人にオススメ。
理系に有利な職種【技術営業】
IT業界や医療器具メーカーなどで開発された商品の営業に「技術者」として同席し、エンジニアの知識を活かして営業活動を行います。
専門知識や技術者経験が必要な職種です。
前向きな人、専門用語を使わずにわかりやすく伝えられる能力がある人にオススメ。
理系に有利な職種【ITエンジニア】
ITエンジニアは、ITに関わる技術者の総称です。
流行り廃りや技術の進歩が早いため、常に勉強が必要な仕事。
労働時間が長く激務など悪いイメージがあるITエンジニアですが、IT業界・市場の増加により求人が多く未経験でも転職しやすい職種です。
【プログラマ】
プログラム言語を駆使してコンピューターのプログラムを作成する
文系・理系不問で未経験者でも転職しやすいが、情報系の基礎知識があると有利。
【システムエンジニア】
要望に沿ったシステム設計、開発、プログラマへの指示、テストを行う。
研修制度のある会社も多く未経験でも転職しやすい職種。
クライアントやプロジェクトメンバーとの打ち合わせが多いため、コミュニケーション能力も必要です。
【ネットワークエンジニア】
コンピュータ同士を繋げるシステムを作る。
システムを動かすサーバー、ネットワークの構築・保守・運用を行う責任のある仕事。
エンジニアとしての経験や、基本情報技術者・CCNAなどの資格があると有利。
人手不足で未経験者でも採用する会社は増えていますが、スイッチング、ルーティング、TCP/IPなどの知識は必要です。
理系に有利な職種【組み込みエンジニア】
家電、自動車などに組み込まれるソフトウェアを開発する技術者。
身の周りにある製品のほとんどがソフトウェアによって制御されているため、組み込みエンジニアの需要は年々増加しています。
プログラミング言語、ハードウェアの知識や経験があると有利。
理系に有利な職種【MR(医薬情報担当者】)
新薬として発売された自社製品を処方してもらえるように医療機関を周る仕事。
薬の効能、副作用などの情報を医師や薬剤師に提供する薬の知識のスペシャリスト。
高収入ですが離職率も高い為、転職しやすい職種です。
製薬関係の知識を身につければ未経験者でもOKですが、化学系出身者は特に歓迎されます。
研究職への転職は難しい
理系出身者に人気の研究職は、離職率が低いため、他の職種と比較して求人が少ないのが特徴。
しかも専門的な分野であるため、大学院を卒業した人が有利です。
どうしても研究職を希望するなら、退職はせずに情報を集め長期戦になることを覚悟しましょう。
理系の転職はタイミングを見極めよう
1度転職に成功してしまうと、転職癖が付いてしまう人も少なくありません。
社会人1~2年目で転職を希望する人は、どうせ採用しても気にいらないことがあればすぐ辞めてしまうのではないかと警戒され採用を見送られやすい傾向にあります。
転職の意志が固くても、転職サイトなどで情報収集するにとどめ、社会人1~2年目での転職は慎重にした方がよさそうです。
また、理系職種の中でも特に、技術職・研究職のスキルは会社独自のものが多く応用しづらいため、転職後の会社で自分の持つスキルがどの程度活かせるのかを慎重に見極める必要があります。
第二新卒での転職は、今後の成長を見込んで採用されるケースもありますが、面接でかなり厳しい質問をされることもあります。
転職理由や志望動機、キャリアプランなどしっかりと説明できるよう準備しておきましょう。