ノー残業デーってどうなってるの?実際のところ
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あなたのお勤めの会社、ノー残業デーありますか?
あった場合、本当に残業しないで帰れていますか?
ノー残業デーって?
今から30年前にはすでにノー残業デーを導入している企業がありました。
メリットは雇っている側も雇われている側も、どちらにも
電気代などの経費削減
プライベートの時間が増える
女性肌着のメーカ「トリンプ」の社長のエピソードがあります。
ノー残業デーではなく、もう一歩進んで「残業ゼロ」の考えが、効率化を高めるという持論の持ち主です。
「5時を過ぎてからも仕事ができる」と思うから、ただ惰性で仕事をしているのであって、
「締め切り=5時」と思うと、「どうやって5時までにやっつけようか?」と考えるというのです。
ノー残業の導入に当たり、社内からも反発があったけれど、社長自らで電気を消して歩いたそうです。
知らず知らずのうちに、「残業は会社のためにいいことだ」という意識があるのです。
なので、反発があったのです。
実際、19期連続の「増収増益」という偉業を成し遂げました。
デッドラインを決めて、仕事に集中したころで、得られた成果なのです。
デメリット
急ぎのお客さんの対応ができない
自分のペースで仕事ができない、「お客さんのペースありき」の仕事スタイルの職種ではなかなか難しいのが現実です。
営業がそれにあたります。
実際
経団連に加盟している企業の7割が導入しているというこの「ノー残業デー」。
近年叫ばれている、ワークライフバランスをとるのには、とても大事です。
理屈上のメリットデメリットはわかりました。
では、実際はどうなのでしょうか?
現状1:ノー残業デーがある会社=優良企業とは限らない
デメリットで挙げたような理由から、「ノー残業デー」を掲げているからっていい会社とは限りません。
現状2:みんな帰らないから帰れない
日本の企業の悪いところでもあります。
会社に長い時間いる人=がんばっているという思い込みがまだまだある会社があります。
ノー残業デーの意味合い~仕事のムダを考えるきっかけに
100人いれば、100人の仕事の進め方はみんな違います。
でも、今までの慣例を盾にして、変われないという姿勢だと、何も変化しません。
実際、保育園のお迎えのあるお母さんなどは、時間をオーバーして仕事をすることができません。
そのため、どうやったら決められた時間までに仕事を終わらせられるのか?をプランニングして、何とかやっつけているのが「日常」です。
別に、ノー残業デーもへったくれもありません。
いつもいつも時間配分を気にして、仕事をしています。
なので、その集中力はハンパないです。
仕事を5時までに終わらせて、その後
「あの子に会う!」
「習い事にいく!」
「家に帰る!」
馬の前のニンジンのように、自分の楽しいことをぶら下げて、それまではプランニング&集中して仕事をすれば、
プライベートもおのずから充実してきます。
残業の意味合い、今一度よく考えてみたいものです。