【転職の落とし穴】高給で短時間勤務のタクシー運転手へ転職するか。ゴミで終わるか。
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3回目の転職先はタクシーの運転手
有能なマネージャーとして働きたかった私は、前職の2社で人間関係の問題で退職を繰り返していました。
会社や市場の環境はたしかにありましたが、しかし結局は、私の力不足だっただけです。
入社に応じているのは私自身ですから、文句は言えません。
いっそマネジメントの能力を使わない仕事に就こうと思い、仕事を探しました。
そんな時に目についたのが、タクシー会社の求人広告でした。
「1ヶ月に40万稼ぐことも可能」という殺し文句にひかれて、気がつくと説明会に参加していたのです。
車の免許を持っていたものの、運転の仕事を専門にやった事はありませんでした。
しかし家のローンもあり、子供の教育費も必要なので、少しでも稼ぎのいい仕事へ就きたかったのです。
タクシー会社の業務と概要
タクシー運転手専門の求人サイトで会社のことも良く調べた上で入社しました。
賞与も退職金などはなし。
ただし、給与は手取りで25万円程度ですので悪くはありません。
この会社のお客様の捕まえ方は、GPS無線による完全予約制でした。
ですので、初心者であっても、客待ち営業や流し営業などはする必要がありません。
逆に予約を無視すると、罰則があったくらいです。
その他にも、社員に対しては厳しい罰則制度が揃っていました。
スピード制限をオーバーしたら、乗車禁止処分。
営業時間内で休憩を取らない行為も、乗車禁止処分。
お客様からクレームがついた時も、罰則です。
スピード以外の違反や物損などの自責事故は、即乗務禁止。
翌日は、罰則研修が待っています。
入社したばかりは初心者ですので、そうした規則があることも堅実な会社のように思えていました。
しかしベテランになるにつれて、売上に対して社員への還元が悪く、役員の豪遊生活が目につくようになってきました。
説明会と話が違う
それから、これは入社して間もなく、説明会の時に全く言われていなかったことが多くあることも気になっていました。
ひとつは、制服の貸与は実費で給与から天引きです。
その他にも行灯やタクシーメーター、GPS無線の使用代が給与から引かれてました。
しかも私の場合、会社説明会の時には役員運転手での採用と言っていました。
それにもかかわらず、入社してみれば全新人は通常のタクシー運転手としてしての採用だったのです。
やってみたら案の定、相違点だらけ
とんでもない嘘つき会社に入ってしまっていたのです。
入社して数年は、気持ちを前向きにしながら業務をこなしていました。