【もしリストラされたら…】45歳の転職活動
1965 -

「会社都合退職者」は、どんな転職活動をしたら良いのか?
自己都合退職者であれば、自分の特技や経験をベースに転職活動を行えば良いと思います。
今回は「会社都合退職」を強いられてしまった方たちはどうすれば良いのか?を考えてみましょう。
基本的に、40歳を過ぎてリストラにあってしまう人というのは、一度も転職活動を考えず、コツコツと頑張ってこられてきた人だと思います。
なので、ご自分の人生においてまたも就職活動をすることになるとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。
もし何かの理由で転職を迫られてしまったら、まずは何から手をつけていいのかさっぱり分からないというところからはじまります。
実際にそういう立場になってしまったら、まずは何から手をつけていけば良いでしょうか。
売上に貢献できない職業はつらい
まず、40歳を過ぎてはじめて転職することになった場合、最初にやらなくてはいけないのが、自分自身の能力とは一体何なのかを徹底的に分析することです。
「仕事内容が嫌だった」とか、「今度は全く違う種類の仕事をやろう」なんていう考えは一切捨ててください。
というのは、その考えにより、転職活動の軸がブレてしまうからです。
たとえば、今までの職種が経理だった場合。
学校を出て16年間という長い時間を、経理という職種に捧げてきました。
このキャリアはちょっとやそっとで手に入るものではありません。
あなたの忍耐力と責任感が大成させた「天職」ともいえないでしょうか。
まずは、この能力を次の転職先でも使うことを第一に転職すべきでしょう。
ところが、今までの仕事では給料が少なかったから、と他の仕事を選ぼうとすると、転職自体は簡単にできても、実際の仕事がはじまったときにものすごいミスマッチ感を味わうでしょう。
一方、経理の仕事に限定して次の転職先を見つけようと思えば、採用数の少なさに、現実の厳しさを実感させられることも覚悟してください。
はっきり言って、営業職以外の人が転職を考えることは、いつの時代も狭き門なのです。
そのことを十分覚悟しておかなくてはいけません。
転職するまでの道筋は?
40歳以上の方が、今までの経験を生かせる職場にたどり着けるのは、ほんの一握りの幸運な方かもしれません。
では、それ以外の人はどうしたら良いか?
ずっと自分のキャリアに合う職場の求人を探し続けるべきでしょうか?
思った以上にあなたと同じような境遇の人たちは多いです。
応募者が殺到する競争をかいくぐるのは難しいでしょう。
思い切って他職種を当たることも大事な選択です。
順番としては、こうなります。
2.見つからない場合に、全く別の異業種を探す
並行しながら転職活動を行うのは問題ありません。
しかし、現実は厳しいです。
今までのキャリアが生きる会社に転職できたら、あなたは相当運が良かったのです。
さて、最も力を注いで探さなければならないのは異業種の転職先です。
今までと全く違った業界、業種に行くのは不安が多いことです。
しかも、40代で転職ともなると、気力・体力面のエネルギー量が違います。
40歳になってしまうと頭も体のも一気に衰えがきます。
物覚えが悪くなったり、視力も落ちます。
体に無理が利かなくなるので、動作のスピード感がなくなり、結果、同僚に「おじいちゃん扱い」を受けるのです。
しかし、ここが人生での最後のやり直し期間です。
最初は大変でも、この期間に生き残るのが肝心なのです。